【報告】4/13&4/27 コワーキングスペース向けHACCPセミナーを開催しました(主催者:The DECK様)

令和3年4月13日(火)と4月27日(火)、The DECK(ザデッキ)様主催のHACCPセミナーで、「コワーキングスペース向けHACCP(ハサップ)」についてお話ししました。

TheDECKは、大阪市の堺筋本町というオフィス街にある、おしゃれなコワーキングスペースです。
スポット利用のドロップイン、個室の月額制利用のレンタルオフィスのほか、レンタルスペースでのセミナー開催も可能です。
そして、3Dプリンターもあるので、それを使ってオリジナルグッズも作れてしまいます✨
https://thedeck.jp/

私もTheDECKの利用者の1人で、代表の森澤様に、
令和3年6月1日から、改正食品衛生法の施行によってHACCP(ハサップ)という食品の衛生管理方法が全食品事業者に義務化され、コワーキングスペースも、飲食物も提供方法によってはHACCPの導入が必要となる場合もある。そして、飲食店営業許可も必要となる場合もある。
といった話を雑談がてらお話ししていたところ、コワーキングスペースを運営している皆様にもぜひHACCPや飲食店営業許可について知ってほしい、ということで、今回のセミナーのお話をいただくに至りました。

第1部では、基礎編として、HACCP制度の概要についてお話し、
第2部は、実践編として、実際に衛生管理計画書を作成していただきました。

食中毒や異物混入が1度でも起こると、お客様は、2度と来店しなくなることがほとんどです。

HACCPとは、食品の衛生的な管理方法のことで、いつも行っている衛生管理を、衛生管理計画を作成することで「見える化」し、食中毒の発生を防ぐものです。

HACCP手引書は、厚生労働省のホームページで、飲食店用手引書やコップ式自販機用手引書など、様々な業種の手引書がダウンロードできるようになっています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000179028_00003.html

定期的に新たな業種の手引書が追加されていっていますが、
令和3年4月時点では、コワーキングスペース用の手引書はアップされていなかったため、今回のセミナーのために、特別にコワーキングスペース用のオリジナル手引書も作成させていただきました。

コワーキングスペースといっても、様々な利用形態があります。
そして、運営方法も様々で、サラダバーがあったり、電子レンジが利用できたり。
カフェバーがあって夜はお酒も飲めたり、カフェやゲストハウスが併設されている所もあります。
それによって飲食物の提供方法も異なってきます。

飲食物の提供方法によっては、飲食店営業許可なども必要となり、参考にするHACCP手引書も異なってきて、許可やHACCPの要・不要の判断に戸惑う方が多いことから、森澤様のご提案により、フローチャートも作成してみました。
食べ物編と飲み物編の2種類です。

例えば、食べ物では、袋入りのスナック菓子を販売したり、お客様が食べ物を持ち込む場合は、飲食店営業許可は不要ですが、サラダバーを設置する場合は、飲食店営業許可が必要となります。
カフェが併設されている場合も、当然飲食店営業許可が必要となりますね。

そして、飲み物では、缶や瓶の飲み物を販売する場合は、飲食店営業許可は不要ですが、コップ式マシンを設置している場合は「コップ式自動販売機の届出」が必要となります(この届出手続きは、マシンの販売業者が、マシン導入時に保健所へ届出手続きも併せて行っていることが一般的です。)。
缶や瓶の飲み物であっても、それが「お酒」である場合は、お酒の販売免許が必要となります。

飲食店営業許可などの、保健所に対する営業許可や届出が必要となる場合、原則、HACCPの対象になります。

令和3年6月1日から、飲食店を含む全食品事業者へHACCPに取り組むことが義務化されることから、最近、HACCPへの注目度が高まっており、HACCPセミナーやHACCP導入に関する問合せが増えてます。

令和3年6月以降は、保健所の方が訪問した際には、「HACCP、やってますか?」と問われるようになります。

HACCPは、法律で義務化されたから仕方なく取り組むのではなく、お店のいつもの衛生管理を「見える化」して、スタッフ全員でしっかり衛生管理を行い、食中毒の発生を防止して、いつまでも問題なくお店を営業していくためのものです。

コワーキングスペースも、飲食物を提供する場合は、営業許可が必要となる場合があり、営業許可が必要=HACCP導入も必要となります。

「うちはどうかな?」と思った場合は、お問合せフォームから、ルシェルブルー行政書士事務所へお問い合わせください。

今回のセミナーは、会場開催とオンライン開催の2種類の開催方法でしたが、どちらも少人数制で、クイズも多く取り入れつつ、ご参加いただいた方々と楽しくお話ししながら進めていくことができました。

コワーキングスペース向けHACCPセミナーは、おそらく今まで開催された前例がなかったものだと思います。
このセミナーをきっかけに、コワーキングスペース業界でもHACCP導入が広まるとうれしいです。

そして、TheDECK代表森澤様とスタッフ小川様。
コワーキングスペースの運営者様へ、HACCPについてお伝えするという貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。

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